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リ・ジュエリービジネス・レポート 22 色石の再評価、買い取りシステムの構築、女性の役割

December 1, 2017

 

色石の再評価   買取システムの構築   女性の役割

ーーー3部ーーー

 

リモデルはしないで売るのみの依頼を受ける

こともある、財産的な高額なアイテムに関し

てはオークションを勧める。

その場で鑑定鑑別をして査定に持ち込む事も

可能ではあるが、特に高級な物は後悔して欲

しくないこともあり、時間を渡すのだ。

その間にお客様ご本人にも何軒か回って頂き

売りの値段を把握して頂いた方が、後あと

もう少し高く売れたのではないか、という

疑念を持たれることもない。

 

クレストは買取屋でなく宝石屋である。

その立ち位置を間違えてはいけないのだ。

こちらでは換金はあくまでもサービスで

お客様のお代から相殺するというスタンスを

貫いている。

 

リモデル、リペアーへのお声がけに、不用品

は換金できる旨をうたっておけば、それは

お客様にとって魅力的な話で、新規オーダー

や、オリジナルジュエリーの販売にも繋がる。

 

その中の換金だけのご希望の時は、日経や

田中貴金属の H.Pをご案内し、本日の金、

プラチナの相場をネットで見て頂くことに

している。

公に情報開示がされている単価を、知って

頂けば、トラブルを回避できるからだ。

 

ここで難しいのがやはり色石なのである。

二つ目の提言として諸先輩方に申し上げたい。

 

提言 2

 

今まで再三売って来られた色石に、買取値が

全くつかないこの現状を、どうにかして

頂きたい。

 

宝石業界全体の信用信頼を、一般消費者から

どんなに失っていることか。

業界人でも不安で扱い辛く、在庫として負担

となっているのだからなんとかならないもの

だろうか。

新しく作っても、後の買取換金を思うと

自信を持って売る事すら出来ない。

この現実をどう考えていらっしゃるのか。

 

四半世紀前サンタモニカに居る頃、当たり前

のように見かけた Buy & Sell の看板。

エンドユーザーが宝飾品を町の宝石専門店で

地金のように売り買いするのだ。

下取り屋でなく宝石屋でだ。

それが可能となるには、下取られる価格に

お客様が納得し、そしてまた

新たな品をそちらで買い求めるのであろう。

 

日本もそのようになったらこの現状を打破し

活気ある業界に少しは戻るのではないだろう

かと思うのだが。

色石の再評価と、販売買取のシステム作りを

業界トップの方々に構築して頂きたく、切望

するところである。

 

提言3

 

最後にもう一つ、今後の女性の活躍出来る場を

増やして頂きたいという提案と共にお願い。

 

金色夜叉の明治から、ダイヤの名が知れ渡り

大正、昭和と宝石はどんどん庶民に身近と

なった。

現在、露木先生の元、宝石文化史を楽しく

学ばさせて頂いているが、毎回思うところは

男社会だったということ。

簪の笄のその殆どは、廓、遊女へ旦那衆が

与えたものであり、作り手、店主、客として

購入する者は、皆んな男なのだ。

 

幼少から日舞の世界で舞台を踏んできたが

初舞台の 『羽根のかむろ』 にしても江戸時代

の遊郭、吉原の高級遊女に付いては将来遊女

となるべく童女の舞だ。

 

男に狂う『櫓のお七』、捨てられ気が違って

しまう『お夏狂乱』、『道成寺』にしても皆

男によって自滅してしまう女の姿が描かれて

いる。

 

昔は本当に男社会なのである。

 

一昨年他界した昭和一桁の父が、卒業間近、

見合いを何度も蹴っては自分の道を模索して

いる娘の姿に、

「君は職業婦人になりたいのか? 何処の会社

に入りたいのかい? 」

と言った。

バブルの絶頂で、父の口利きを持てば大抵の

ところに入れただろう。

しかし将来を父に決められるのは嫌だった。

卒業即結婚も、もっと嫌だった。

 

優しくも厳しかった父に、自分が考えた道で

認められたかった。

何か資格を取って将来に役立てたい、

自信をつけたい、人の役に立ちたい。

そして父を喜ばせ安心させたい。

それがこの長い道の始まりだった。

そして、まだ途中である。

 

娘は結局のところ皆ファザコンだ。

父へ反逆心を持って生きている者でさえ

意識しているからこそであり、いつも

心に父がいる。

 

死ぬまで私のことを心配してくれていた父は

今の私の姿をどう思っているのだろう。

 

最近になって日々父が書き留めていたノート

から、やはりこの一文があった。

 

「 男女平等なんてない 」

 

意気がっている娘に当てた言葉なのだろう。

昔もそして今も男社会なのである。

 

戦後70年の時、何を思うか。

なんだかんだ言っても敗戦からここまで良く

働き、その日本人の気質からの見事な復興、

浮かれすぎたバブル、そして今安保で揺れて

いる現状がある。

 

それも全て男が作り上げた今のニッポンだ。

 

日常は連れ合う夫、男に癒され支えられまた

明日も彼と同じ方向へと歩む私がいる。

自営であるからは否めないが、仕事を分担し

相互の協力のもと支え合い進んでいる。

その中、女であってもまた女だからこそ

私の役割があるのだ。

 

男が頼りは変わらなくて良いが、今後は女の

力を信じ、社会全体も働く場の環境を整わせ

その仕組みを少し女性側に傾けて頂けたら

思わぬ発展と成長があるかもしれない。

場を与えて頂けたら予想以上に活躍する女性が

沢山出てくると思う。

 

そんな簡単なものではないと承知した上の

三つの提言、どなたかの目に留まったら

大変嬉しく思う。

 

幸いにして夫と二人三脚でなんとか20年

現在、三越本店、西武PISAと常設させて頂き

25年ぶりに Emeraにも戻り、青山のアトリエ

同様、オリジナルオーダーやリモデルを多く

承らせて頂いている。

今後もその一つひとつに心を込め、製作に励み

ご縁の輪を広げ、集大成となる仕事を積み上

げていきたいと思う。

 

もう一人の父、周防勇の目の黒い内に。

そして私の一番の原動力である娘達にも

働く母の姿を残したいと思う。

 

二度と戦争になりませぬよう。

27年夏、祈る。

 

 

 

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