ダイヤモンドの鑑定を学んでいた時、GIAのテキストにハリーウィンストンが載っていた。ちょうどその時期にあまりにも急な面接の話が舞い込み、料理教室の後その足で銀座に向かった。まさかのロナルドウィンストン、ハリーの息子が前に。HWエンブレムを付けての仕事は30年以上経った今でも鮮明に覚えている。今は無きホテル西洋、大階段を上ったところにHWの扉が。博物館並みのジュエリーを毎日触れていたのはそれこそ財産だ。自分のブランドを立ち上げた時、上司から励ましの言葉が、「お客様に満足いただく、に徹して。」だった。単価が違えどいつもその事を考えて仕事をしている。
